料理人でもハンバーガーショップのスタッフでもアパレルのショップ店員でも投資アレルギーの方でも、投資初心者が1日3分で学べるFX講座ブログです。
投資の知識ゼロの方にも、丁寧にわかりやすく解説していきます(^^)/
今回のテーマは『スプレッド』です。
スプレッド(spread)とは?
実はFXは、買い注文をする時の価格と売り注文をする時の価格が違うんです。
FXでは売買を行う際に発生する『価格差』のことを、「スプレッド」と呼びます。
実際の取引画面を見てみましょう。
※MT4の取引画面
USDJPYの価格が出てますが、画面の赤枠を見ると左側は109.815、右側は109.833と異なったレートが表示されてます。
買値(円→米ドル)が右側:109.833円
売値(米ドル→円)が左側:109.815円
買う時は価格が少し高く、売る時は少し安いです。
買値から売値を引くと、0.018円(1.8銭)の価格差があります。
この差がスプレッドです。
なので買い注文を入れてから価格が変わる前に、「やっぱやーめた」と売り注文を入れると・・
スプレッド分のマイナスが生じます。
※現実問題、全く価格が動かない間に売買の往復は無理ですが(笑)
買値が109.833で買った後、売値が109.883より高くなって初めて利益が発生します。
ちなみにFXに限らず外貨の両替を行っている金融機関では、この価格差(スプレッド)が手数料収入になっています。
スプレッドの特徴
スプレッドが買値と売値の価格差ということは、わかっていただけたと思います。
さらにスプレッドに関する特徴を簡単にまとめました。
特徴①スプレッドはFX会社によって違う
実はFX会社によって違うんです。
実際の画面を見てみましょう。
この2つのは、それぞれ別々FX会社のUSDJPYのレートです。
下のB社:111.736円 ― 111.712円 = 0.024円(2.4銭)
A社はスプレッドが0.017円に対して、B社は0.024円と違います。
A社のスプレッドの幅が小さいです。こういう場合、スプレッドが狭いと言います。
スプレッドは狭い方が、取引で利益を出しやすいです。
おまけ:FX会社を選ぶ基準
どこのFX会社を利用するか検討する場合、スプレッドの広さや狭さは選ぶ基準の一つになります。
『スプレッドが狭い=良いFX会社』ではないと思った方が良いです。大事なのはスプレッドが広い理由、狭い理由があります。
スプレッドが狭い代わりに、別途取引手数料がかかる場合もあります。
スプレッドのみでFX会社を選ぶのであれば、手数料は確認しておいた方が良いですね。
詳しくは別の機会、もしくは問合せしていただいたらお話します。
※スプレッドが狭ければ良いという誤解だけ生まないように、おまけコラムを書きました。
特徴②スプレッドは通貨ペアによって異なる
実は通貨ペアによって、スプレッドは違うんです。
実際の画面を見てみましょう!
※MT4の画面
これはあくまでも一例ですが、
ユーロ:2.0銭。
ポンド円:3.4銭。
スイスフラン:2.9銭。
それぞれスプレッドは違うんです。
特徴③スプレッドは変動する!
スプレッド(spread)は、日本語にすると「広げる」「伸ばす」という意味です。
実はスプレッドは、変動するようになっています。
小さく0.1銭単位くらいで常に変動しています。
しかし相場状況により、大きくスプレッドが広がる場合もあります。
どんな時にスプレッドが変動するのか?
・相場の流動性(取引量)が少ない時
上記のような場合にスプレッドが一時的に広がるケースがあります。
またFX会社によっては、スプレッド「原則固定」というものがあります。
出典元:GMOクリック証券
赤枠の所に『原則固定』とあります。
どういうことかと言うと、『0.2銭のスプレッド(米ドル円の場合)』固定で常に取引できるということです。
※特徴②で説明したように取引通貨ペアによっては、0.2銭固定ではなく通貨によって異なります。
ただ原則固定の『原則』ということは、基本的には固定だが例外もあるということです。
小さなスプレッドの変動はありませんが・・・急激な相場変動や著しく取引量が少ない場合などには、例外としてスプレッドが広がることがあるということです。
スプレッドとは?まとめ
スプレッドとは何か?とスプレッドの特徴について簡単に解説しましたが、ご理解いただけましたでしょうか?
ではではーーーーー